しんどいときは、木に話しかけます。
すると、答えてくれます。
私は何度この川に助けられたか、わかりません。
けど、こういう考え方は古代ケルトからあるみたい。
私は何も知らなかったけど、
勝手にわたしの木、と呼んでいる木があります。
以下、聖樹・巨樹研究家 杉原 梨江子さんのサイトより。
「古代ケルトでは木にまつわるこんな風習がありました。
子どもが一人で散歩できるようになったら、親はこう言います。
「森に入って、”自分の木”を見つけておいで。大丈夫、無理やり見つけようとしなくても、木がおまえを見つけてくれるから」
子どもは一人で森の中に入り、”自分の木”を探します。
どの木かな?
ときょろきょろしながら、森の中を歩いていると、一本の木がじっとこちらを見ていることに子どもは気づきます。
木が、子どもを見つけてくれたのです。
自分の木と出会ったら、木に寄り添って、両手で抱き締めます。
樹皮に触れ、匂いをかぎ、樹液が流れる音を聴きます。
そして、自分の秘密をひとつ打ち明けるのです。
すると、木も秘密を教えてくれます。
これで二人(木と子ども)は絆を結んだことになり、生涯にわたって、子どもを見守ってくれる木となるのです。」